目次
はじめに
【種子島移住】得たモノと失ったモノ(移住7年目):昔から多くの人々が移住してきた「移住の島、種子島」。自分自身が種子島へのIターン移住で、“得たモノ(メリット)と失ったモノ(デメリット)”についてまとめておく。
2月末まで「明治期の移住歴史展」が開発総合センター鉄砲館であって、時代や境遇は大きく違えど同じ移住者として興味があったので、見に行って感銘を受けた。
種子島では甑島の飢饉や桜島の大噴火の時期に数千人規模の大規模な集団移住があり、先祖の集団移住を自身のルーツに持つ人が島民にたくさんいる。”種子島が移住地に選ばれてきた理由”の一つとして挙げられている『排他意識がなく人情に厚い』というのは確かに移住してみて実感した。種子島の人は穏やかで面倒見がよくて「よかろーよかろー」って感じのええ人が多くて、この島に移住してほんまに良かったと思う。
自分自身は、2013年3月に種子島に移住したので、今月から移住後7年目に入った。今年は念願の📂ザワワ村(マイDASH村計画)がスタートして移住生活のターニングポイントになりそう。
ザワワ村とは?ザワワ村=サトウキビがザワワな種子島でマイDASH村にチャレンジ 放送開始当時から憧れてたDASH村的田舎暮らしを移住先の種子島の耕作放棄地でスタートすることに。 ザワワ村を一言で表現すると「サトウキビがザワワな種子島でマイDASH村にチャレンジ」。 「リアルDASH村」という言葉も見かけるが、日本テレビの本家DASH村が既に”リアル(現実)”なので、言葉の使い方に違和感がある。仮に本家がフィクションである場合に対してのリアル〇〇なら違和感はないが。例えば「リアルペンギン村」(Dr.スランプ アラレちゃ... ◆【ザワワ村】耕作放棄地で #マイDASH村 に挑戦するザワワ村【まとめ記事】 - tossau @種子島 Blog |
移住のきっかけ
神戸に住んでるころからサイクリングが趣味で長期休暇に離島も含めて日本各地をサイクリングしてた。#分割日本一周サイクリングは移住後も継続中。
種子島を含む南西諸島をサイクリングしているうちに、交通量の少ない南の島で1年中凍結知らずの快適なサイクリングライフを送りつつ、念願の📂マイDASH村計画にチャレンジしたくなったのがきっかけ。
夕方に島を出発して、明日から石巻→北海道
ライフワークの #分割日本一周サイクリング のシリーズ第8弾毎日起きてる時間の大半を自転車の上で過ごせるという最高に楽しんどい一週間
一週間後には元気に島に戻るで~ pic.twitter.com/4CSn3simp1— tossau @種子島 (@tossau) 2016年9月16日
#エスケープR3 はサイクリングを始めた思い出の
新しく2台目が来てから段々と乗る頻度が下がり、今年はほぼ置物状態
今までの感謝を込めて、傷だらけの車体を年末大掃除♪(洗車&WAX)
3万7千kmの思い出をありがとー pic.twitter.com/vqZKBHLNN5— tossau @種子島 (@tossau) 2015年12月20日
種子島移住はサーフィンが定番のようで、サイクリングで日焼けしてるせいか、サーファーか?ってよく聞かれた。
移住で得たモノ(メリット)
「空間的な余裕」
神戸に住んでいたころから、ロードバイクが好きで自転車通勤していた。
交通量が多いと事故リスクが高いし、イライラすることも多いけど、それを上回るぐらい自転車が好きやった。
昔は交通量が多くてひっきりなしにクルマが横を通過していくような道路環境で、道路上で自分が使える空間が限られて、神経を使ったけど、今は交通量も信号も少ない道で、快適に朝練を楽しんでる。
「満員電車」や「人ごみ」でのイライラとも無縁で、空間的にゆとりのある生活ができる。
種子島はビックリする程に信号機がなかった。こりゃロードバイクで走ったら絶対に楽しいと思う。#ジロ・デ・種子島 pic.twitter.com/u1OiU1fwKs
— Dolomiti(ドロミテ)@ (@cafe_flyfisher) 2018年8月28日
人口密度が低くて空間的な余裕があるので、都会では難しいことも種子島ならやりやすい。例えば、市街地中心部から数kmと近い場所で耕作放棄地を利用してマイDASH村を作るとか(取得したマイDASH村用地の広さは約2万㎡)。
ザワワ村とは?ザワワ村=サトウキビがザワワな種子島でマイDASH村にチャレンジ 放送開始当時から憧れてたDASH村的田舎暮らしを移住先の種子島の耕作放棄地でスタートすることに。 ザワワ村を一言で表現すると「サトウキビがザワワな種子島でマイDASH村にチャレンジ」。 「リアルDASH村」という言葉も見かけるが、日本テレビの本家DASH村が既に”リアル(現実)”なので、言葉の使い方に違和感がある。仮に本家がフィクションである場合に対してのリアル〇〇なら違和感はないが。例えば「リアルペンギン村」(Dr.スランプ アラレちゃ... ◆【ザワワ村】耕作放棄地で #マイDASH村 に挑戦するザワワ村【まとめ記事】 - tossau @種子島 Blog |
「時間的な余裕」
種子島に移住して「自由に使える時間」が増えた。
移住して労働時間が短くなり、睡眠と運動(朝練等)が充実するようになり、健康状態良好で「健康第一主義」の自分にとっては最高の環境。健康の3要素は「睡眠・食事・運動」であり、特に睡眠と運動には時間が必要なので、移住して良かった。
自分自身だけでなく、島の雰囲気として、時間がゆったりと流れていると感じる。帰省から島に戻ったときなんか特にそう感じる。
朝練で気分爽快♪仕事頑張るで~#今日の朝練便り\(^o^)/#一日の元気は朝練から!#種子島 #浦田海水浴場 pic.twitter.com/EPmvahBLhH
— tossau @種子島 (@tossau) 2018年3月30日
「温暖な気候」
「温暖な気候」はお金では買えない。南西諸島の人口は日本全体の約1%なので、100人のうち99人は自分よりも寒いところに住んでることになる。
実家に住んでたころは、寒い日は氷点下5℃で自転車通勤をしてた。氷点下にならず路面凍結しない場所で、1年中半パンでサイクリングができたら最高と思った。実家の親には氷点下の日は電車で通勤したらどうかと言われたけど、断った。寒いのは嫌いやけど、それを上回るぐらい自転車が好きやった。
新聞取りにでて、今冬初めての氷点下を体感((((。*ω*。)))
今日の地元の友達との朝練が、友達の都合で中止になってなかったら、寒くて泣いとった
実家に住んでた頃、マイナス5℃でも朝練通勤してたけど、今は心折れそ pic.twitter.com/31osdnz93V
— tossau @種子島 (@tossau) 2015年12月27日
種子島に移住して、真冬も1年中半パンで朝練サイクリングを楽しんでる。種子島、最高。
#今日の朝練便り
今日は寝覚めが良くて28km
坂を駆け上がってダム湖で一服して、2月やのに半袖半パンで汗かいて風で冷ましながら、朝練フィニッシュ#種子島に移住して良かった と思える瞬間#種子島 #トライアスロン#オフトレ pic.twitter.com/XU2vW3xdQU— tossau @種子島 (@tossau) 2019年2月6日
今日は浦田でスイムして、#ジロ・デ・種子島 のコースの一部を立山までバイクの2種目
浦田海水浴場は波が高めやったけど天気は最高で貸し切りスイム♪
伊関のポニーは食事中やった#トライアスロン#種子島 pic.twitter.com/Y6N0DnRtKA— tossau @種子島 (@tossau) 2018年5月4日
年間平均気温20℃程度がベスト
種子島は年間平均気温20℃程度で、南方系作物のサトウキビと北方系作物のコシヒカリが基幹作物の島。南方系も北方系も様々な作物の栽培に適しており、家庭菜園を楽しむのには最高の環境。
単に温暖であればあるほどいいということであれば、もちろん沖縄の方が暖かい。でもそこまで南に行くと暖かすぎて四季というか春夏秋のみという実感。沖縄に正月に行ったとき秋はあるけど冬がない場所だと感じた。沖縄だと暖かすぎてジャガイモが冬しか作付けに適さないとか暖かければ暖かいほど良いとも限らない。
沖縄や小笠原には年間平均気温25℃程度の島もあるけど、25℃は夏日の基準温度なので、年間平均気温20℃程度が暑過ぎず寒過ぎずベストやと思う。実際に沖縄が暑すぎて種子島に移住してきた人が身近にいる。
四季があって、北方系の作物も南方系の作物も両方育つし、真冬も1年中半パンで朝練サイクリングを楽しめる「種子島はちょうと良い暖かさ」。
バナナの栽培記録:2016~2018シーズン品種露地栽培の記録:初収穫前2016年4月:苗を入手しスリット鉢で育苗スタート 2016年4月に苗を入手。定植する場所が準備できるまで、家の裏にスリット鉢に植えて屋外で育苗を開始。 バナナの苗を入手 バナナの栽培記録:2016~2018シーズン2016年6月:露地に定植 予想以上に成長が早く乗用車で運べるサイズを越えそうになったので、定植場所に運搬して露地に定植。2016年12月:最初の越冬 最初の越冬で、念のため屋内越冬バックアップ用に吸芽を株分け。結局心配無用で露地放任栽培で全て問... バナナ露地栽培の記録🍌:2016~2018シーズン(初収穫まで) - tossau @種子島 Blog |
「清浄な空気」
「清浄な空気」もお金では買えない。最初から種子島に住んでる人はその価値に気付きにくい気がするけど、移住者の自分にとってはとても価値があると感じる。。
種子島という清浄な空気の世界で生活しているせいで本土の繁華街に行くと、目やノドがかゆくなる。神戸に住んでいるときは繁華街に行っても何も反応しなかったのに。
種子島では朝も交通量も信号も少なくて、清浄な空気のをたっぷり吸い込んで、ストレスフリーにサイクリングできる。最高過ぎる。
最終便で上がってくるT君と合流するまで、小腹すかしに鹿児島市街をウォーキングしたけど、目がムズムズ&喉がチクチクまぁ住んだら慣れると思う。
体が反応するぐらい住んでる種子島の空気ってきれいなんやなぁ。
持久系スポーツするなら空気は大事
種子島おいしい空気をいつもありがとー pic.twitter.com/30VsDSclaN— tossau @種子島 (@tossau) 2018年10月19日
美しい自然を前にすると、人間の世界のどうこうなんて些細なことやと感じる。自然体で人間本来の生き方が楽しめる島やと思う。
近所で東シナ海へ沈む夕日を見てる
なんともいえん色合いが美しい前に失敗して今回もアカンかも…って心配やった案件、今日は無事クリアーできて、スッキリ#種子島 pic.twitter.com/TNeQGLAdfr
— tossau @種子島 (@tossau) 2016年7月21日
※南シナ海は東シナ海の誤記
移住で失ったモノ(デメリット)
「金銭的な余裕」
「自由に使える時間」が増えた代わりに、「自由に使えるお金」である可処分所得の大半を移住に伴う転職で失うことになった。可処分所得のほとんどを右から左で使い切ってしまうライフスタイルの人にはこの変化は耐えられないと思うけど、自分の場合は当時の可処分所得の大半は、消去法で結果的に貯蓄に回っていたので、移住で貯蓄のスピードが大幅に落ちたぐらいで、金銭的に我慢してストレスが溜まるレベルではないので、まぁ特に気にはならない。
「お金を稼ぐことは、生活するための”手段”であって、”目的”ではない。」ということ。生活するのに必要なお金は稼げるので、種子島に移住して失敗したとは思ってない。
種子島で一番大きな市街地中心から数kmところに住んでるけど、移住前に比べると飲食店等の実店舗が少ないので、寄り道してお金を使う場所が少ないというのも財布には優しい。
また、種子島は大都市圏と比べて、クルマや服装などが全体的に見ると質素な人が多くて、高級品を見て物欲を刺激される機会が神戸にいるときよりも少ないので財布に優しい。例えば、クルマなら、フェラーリやポルシェは神戸に帰省した時は見かけるけど、種子島ではまだ見たことがないし、スポーツカーや高級車も割合が少ないので珍しい。軽自動車と普通車の割合が、神戸では普通車が多数派やけど、種子島では軽自動車が多数派で、軽トラをやたらと見る。
服装は神戸に比べて、スーツを着てる人の割合が少なく作業着とかの人が多い。逆にロードバイクのレーパンはいてる人は神戸よりも珍しい(笑)
神戸より種子島の方が平均所得はずっと低いと思うけど、帰省した時に比較すると、人々の表情は島の人の方が穏やかで明るいと感じる。お金と幸せは比例しないみたい。
「実店舗の利便性」
本土に行くと、ミスドに行きたくなったりするけど、まぁ特に問題ない。ファミマ(元エブリワン)で手作りドーナッツ売ってるし。
休日は大型商業施設に行くのが習慣という人には物足りないと思うけど、人混みも渋滞も嫌いなので種子島があってるんかなと。
とは言え20年前のネット通販が普及していない時代やったら、問題大有りで移住はしてなかったと思う。物流とICTが発達した今では、ネット通販のおかげで離島でもロードバイクのパーツのようなロングテールな商品が手軽に入手できて、島内でメンテナンスができる。
種子島には大型ショッピングモールも繁華街もないけど、それが日常生活圏に必要でない自分にとっては、不便な場所とは感じない。
はじめに サトウキビがザワワな種子島にはスポーツサイクル専門店がない(あったら教えてください)ので、メンテナンスの問題が・・・。自分で整備できない人にとってはスポーツサイクルを敬遠する原因に。 そこで微力ながら、サイクリストやトライアスリートを整備で支援したい。種トラやジロ・デ・種子島との相乗効果も期待。トライアスロンやロングライドイベントで種子島を元気にしたい!#サイクリングで種子島を元気に整備預かり中または整備予定の車両Anchor FA900(整備予定) バーテープ交換、ペダル交換などFelt AR(整備予定... 種子島 ザワワCycle🚴🔧の活動記録 - tossau @種子島 Blog |
@seiyacaadtarmac うらやましい!(>_<)"あの"ケンタッキーを買いに行けるなんて…(笑) pic.twitter.com/JA0DpdoHBr
— tossau @種子島 (@tossau) 2015年2月27日
@cad10ten @wtgjapjm
UKもモスもミスドもないとか(笑) いろいろと不便やけど、海も空気も星空も最高ъ( ゜ー^)
おじゃりもうせ種子島\(^o^)/ pic.twitter.com/qYmE2SvksG— tossau @種子島 (@tossau) 2015年2月28日
続きの記事⇒【種子島移住②】理想と現実
種子島の移住前に抱いていた理想と実際の移住時に選択した現実は異なる。移住後でないと分からないことも多い。勢いで移住しても短期間で撤退することになる種子島移住失敗パターンも多いので、自分の経験としては計画的に二段階移住することをオススメしたい。前回の記事はこちら種子島移住の理想と現実移住前に抱いていた理想・職業;農家になって、自給自足または半自給自足な生活。・住環境;自然豊かな人口密度の低い小さな農村集落。ざっくり言うとDASH村のイメージ。 福島DASH村 大都市圏でサラリーマンしてて離島への移... 【種子島移住②】理想と現実(移住8年目。計画的な二段階移住のススメ) - tossau @種子島 Blog |